実行委員こぼれ話 -会場装飾編-


西荻ラバーズフェスのステージやらこけしやらガーランドやら、FESに関わる装飾品をいろいろ考え悩んで作ってる装飾チームを代表してヤグチが語ります。

yaguchi

僕は勤めている会社が西荻の隣の高井戸で、店舗デザインや住宅改装などの仕事をしています。
実行委員になるまで西荻に特に何の感情も無く、個性的な商店が多くて酔っ払いが多そうな街なんだろうなくらいで、街に直接的なイメージを持っていませんでした。

ある日偶然、西荻でフェスを開催することを知り、そしてホームページをよくよく見ると『装飾男子求む!』とありました。
僕はリュックを担いでイギリスまで行ってしまうくらいフェスが好きなんです。いつか関わってみたいけどチャンスなんか無いだろうと思っていた事が、役に立てるかもしれない形での募集があるなんて「呼ばれてるな、俺!!」。

そして、ちょうどその時期、デザインとは?オリジナリティーとは?と10年目の壁にぶち当たって悩んでいました。
「壁は乗り越えないで迂回しろ」月亭八方師匠の大好きな言葉に後押しされ、通勤帰りに西荻の街に寄り道するようになり。
すっかり取り込まれて、今に至ります。

装飾物を作る為きちんと街を知ろうと駅から桃井原っぱまで歩き、柳小路で飲み、骨董通りを歩きながら、この街は今まで住んだまちとは少し違うと思いました。
人の距離が近い村のような街で、各々が主体性を持って暮らしている。

フェスの為に作った装飾物は、街を歩いて感じた街の延長・日常の延長にあるモノコトをモチーフにし、装飾チームの定例会で笑いながらこんなのやったら面白いんじゃないの?と形を直喩と暗喩を混ぜて表現しています。

ゲート代わりの大きなこけしがお出迎え、近所のミュージシャンがぶらりと寄って歌っているような喫茶ステージ、文字が踊る古本ステージ、コタツでぬくぬく昭和を感じるぬくぬくエリア、大好きなパタータのドーナツを食べながら閃いたドーナツコート、ロケット発祥之地である桃井原っぱにちなんだキッズの宇宙を感じる装飾、書き込むとニシオギ愛に目覚める現代のモノリス ニシオ樹+LOVEボード、街の雑多さそのままのニシ通り・オギ通り。

そして、今年は会場をはみ出して駅から桃井原っぱまでの街中にも軒先や壁面をお借りして街への装飾も施します。

kokeshi

フェス当日はぜひ神明通りで行われているあさ市で朝ごはんを食べたり買い物したり、柳小路で催されている昼市で飲んだり、西荻窪駅から商店街を散策したり、街なかでアートを見たり探したり、いろいろ楽しみながら会場の桃井原っぱ公園に訪れて欲しいです。

西荻であいましょう。

また、当日運営のボランティアと会場設営のボラバーズ(ボランティア+西荻ラバーズ)も大大大募集しております。
東日本大震災時のマイナスをプラスに変えたボランティアも良い経験だったと振り返れるのですが、去年の設営時に感じた、プラスをさらにプラスの力に変えた時間は、フェス当日よりも楽しかったなと心に残ってます。
ぜひ、一緒に作りましょう。

volovers

(ボランティア募集についてはこちらをご覧ください)