2018-03-02

物語の中で暮らしている

私にとって西荻での生活は、まるで漫画、もしくは某局の連続◯レビ小説のようだなあ、と思うことがよくあります。

毎日が奇想天外というわけではないけれど、まちを歩けば思わずクスッと笑ってしまうような面白い人やモノ(しかもちょっとヘンテコな)との出会いがあるし、自分が望めばいくらでもそういうものが繋がっていく気がする。
そんな環境って、本当はなかなか無いんじゃないだろうか。

出会いがまた次の出会いを呼び、なんでもない毎日が少しずつ、自分だけの物語みたいに感じられるようになってきたと思います。

ドキドキしながら気になるお店のドアを開けて出会えた人たち、
深夜に寄り道した本屋で見つけたとっておきの本、
今まで食べた分カウントしたら、何ホールになるかわからないケーキ、
試着して気に入った綺麗な色のセーターをそのまま着て帰った日のことも。

誰かにとっては些細なことでも、自分にとっては特別に感じる、そんな思い出が少しずつ増えてきたのです。

さて、お話しは変わりますが、西荻ラバーズフェスは、西荻の魅力が一つところにギュギュッとつまったお祭りです。
例えば、古くから西荻で商いをされている趣きあるお店が、キラキラ可愛い新しいお店と隣あっているのがなんだか不思議だったり…。お店同士のコラボレーション出店なども目が離せなかったり、西荻ゆかりのクリエイターさん達の出店で、顔をみてお話ができたり…と、ちょっと例をあげただけでも魅力満載です。

しかし、ありゃあ。
よく考えてみたら、それもこれも、いつもの西荻のまちの姿そのものではないだろうか。
この夢のようなフェスが開催できるのは、いつものまちがあってこそですものね。

去年一昨年と、フェス当日の前後期間には、まち中で楽しめる〈まち歩き企画〉が開催されてきました。
西荻のまちを舞台に、お店をめぐり歩いてもらうことを目的にした商店活性企画です。

そして今年の〈まち歩き企画〉は、なんと昼イベントと夜イベントの2つを開催。

私の所属するチームでは、昼の〈まち歩き企画〉、その名も「西荻まち歩きアドベンチャー」を担当しています。
全15店のお店にご協力いただいているこの企画は、本日3月2日(金)からスタートし、22日(木)まで続きます。

西荻ラバーズフェスのアイコン的存在、「こけしちゃん」と「こけしくん」2人の西荻での思い出を、ミッションクリアでゲットできるスタンプとともに回収していく、アドベンチャーゲーム型〈まち歩き企画〉です。

彼らの思い出の物語もまた、西荻のあちこちに散らばっている…という設定。

このアドベンチャーゲームを楽しんでもらいながら、なにか新しい出会いを見つけて、ご自身の新しい物語もゲットしていただけたら…と考えております。
スタンプを集めてもらえる景品も、ささやかですが、ご用意させていただきました。

ぜひ3月は、西荻ラバーズフェス式まち歩きもあわせて、ラバーズ月間を楽しんでくださいね。

「西荻まち歩きアドベンチャー」企画担当/根本直子

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