西荻生まれ、西荻育ちの実行委員が思う “街のお祭り”とは!?


こんばんは。西荻ラバーズフェス副実行委員長をしております、野田と申します。
イベント統括担当として3月の開催に向けて、まさに今、
実行委員メンバー全員と力を合わせて着々と準備を進めているところです。

今回は、生まれ育ちも西荻で、今も西荻在住の野田が、
第2回目を迎えようとしている「西荻ラバーズフェス」について、少しお話をさせていただきたいと思います。

私が思う西荻の街の好きなところは、西荻を大好きな人達がたくさん住んでいるところです。

自分の生まれ育った街をたくさんの人達が愛してくれているのはとても嬉しいことですし、
そんな西荻を愛する人達と一緒に街を盛り上げるきっかけを作りたいという思いで、昨年の立ち上げ時に実行委員に飛び込む決意をして、今に至ります。

初年度の西荻ラバーズフェスの時もそうだったのですが、フェスを開催する上で一番大切に思っていることは、
西荻のことを知るきっかけになってほしい、そして、
西荻の街全体が、地元のみなさんや外から訪れてくださった方々で賑わってほしいということです。

フェスだけが盛り上がっても、そこで西荻の街の魅力をうまく伝えられなかったり、街の人やお店が取り残されてしまうようでは意味がない、と考えています。

とはいえ、西荻が好きでずっと西荻に住んでいる地元民の自分としては、
「昔から住んでいる地元の方は、賑やかになることを望んでいるのだろうか」
「西荻の街が変わっていくことを助長することは良いことなのだろうか」など、
正直、葛藤するところもありました。
フェスを開催することで起こりうる弊害を考えると、
自分たちのやっていることが本当に街のためになっているのか自問自答する瞬間も、いまだに少なくはありません。

そんなときはいつも、フェスの開催をきっかけに出会うことのできた西荻の商店会やお店のみなさん、地元の友達、
また、私は普段介護士の仕事をしているのですが、お仕事を通じて出会う西荻にずっと住んでいらっしゃる方々に率直なご意見や思いを伺います。

「もちろん賑わうことは嬉しい」
「若い人たちが街のためを思って活動してくれることはありがたい」
「新しいものが増えれば、活気もでてくるしいいことだと思う。でも、自然や昔の西荻の面影は残っていてほしい」
「高齢者も多いことを忘れないでほしい。世代間の交流ができるともっと嬉しい」

みなさん、西荻に対してさまざまな思いを持っていらっしゃいますし、これを読んでくださっているみなさんも、おそらくそうだと思います。

地元民として、そして実行委員として、
昔からこの街に住んでいる方の気持ちを大切にしながら、
西荻を好きになって訪れた方、住んでいる方に、
もっともっと西荻の良さを知ってもらえる“街のお祭り”になるように。
決して、開催することが目的にならないよう、
西荻ラバーズフェスで今まで知らなかった西荻の魅力に出会い、
ますます西荻を好きになることができる、そんな“街のお祭り”になるように。

今年の西荻ラバーズフェスは、出店してくださるみなさんも、
昨年以上に西荻に縁のある方々ばかりです。
また、一緒に当日のフェスをつくりあげるボランティアのみなさんも、
年齢問わずさまざまな方にご参加いただいて、世代を超えた交流の場になればと思っています。

昔からあるものと、新しくやってきたものが、混ざりあって、街の魅力となっていく。
西荻の街に流れるゆるやかな空気の一部を、当日会場となる桃井原っぱ公園で、感じていただければ何よりも嬉しいです。

西荻であいましょう。

16244080_1255294214551297_329858071_n-2