実行委員こぼれ話 -ぬくぬくエリア編-


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「ぬくぬくエリア」リーダーのサトウです。今回は、これまで西荻ラバーズフェスの目玉コンテンツとして各種メディアで取り上げられてきた「ぬくぬくエリア」について、紹介させていただきます。

【ぬくぬくエリアとは?】
「ぬくぬくエリア」とは、端的に言えば「有料休憩スペース」です。しかし普通の有料休憩スペースではありません。「テント」の中に「こたつ」を設置した夢のような空間なのです。フェス当日はとにかく人混みでごった返しますが、このエリアだけはゆったりとした特別な時間が流れます。会場のど真ん中に位置しながらも「テントとこたつ」という絶妙なミスマッチ感が非日常性を生み出し、異空間が展開されているのです。

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【そもそも何でこたつ?】
こたつ導入の発端は、約2年前に遡ります。実行委員メンバーでフェスのコンテンツについてアイデアを出し合っていたところ、ふとしたタイミングで「こたつ」という違和感満載のワードが浮上しました。いやいやフェスにこたつはない!と、一度は流れましたが、どうもメンバーの心に引っかかる。なぜかというと、フェスのコンセプトに「昭和のパリ」というキーワードがあったからです。西荻という街を形容する際、人によって様々なキーワードが上がると思いますが、僕たちがイメージする西荻は「個性豊かで文化的に洗練されながらも、昔からのぬくもりをそのままにした街」です。西荻の持つ昭和感、昔からのぬくもりを僕たちなりに形にしたのが「こたつ」だったのです。

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【こたつ文化を次の世代に】
昭和生まれの方でこたつを知らない人はいないと思いますが、平成生まれの方はどうでしょうか?最近では、こたつはおろか、和室すらない家も珍しくありません。かくいう我が家もその一つです。昨年娘が生まれたのですが、この子がこのまま育っていくと、こたつの素晴らしさを知ることもないのだなぁと、ちょっぴり切ない気持ちになります。そんな個人的な想いも合間って、誰に頼まれたわけでもありませんが、こたつ文化を次の世代に継承することを裏テーマに掲げていたりします。

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【相席です】
「個」が優先される時代にあって、あえて相席システムを採用することにしたのは、フェスのキャッチコピーである「西荻であいましょう」に由来します。このフェスを通じて、西荻という街を介して、老若男女の壁を超えた新たな出会いが生まれることが僕たちの願いです。ネット空間では得られない、リアルな人と人の繋がりが生まれたらこれ以上の喜びはありません。素敵な空間をデザインし、皆さんのご来場をお待ちしております。
2017年3月19日、西荻であいましょう。

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