実行委員こぼれ話 -ボラバーズ編-

こんにちは。ボラバーズ担当の長田と申します。
実行委員発足時は、幻の『お見合い』コンテンツ担当でしたが、ボラバーズチームを担当しております。
ボラバーズの活動内容については、実行委員の平山賢くんが詳しく紹介してくれているので、フェスを支える裏方の仕事、「設営」と「撤収」のこと、そして、ボラバーズさんの「であい」、まちのお祭りならではの日常とのつながりについて少しお話できたらと思います。

★「ボラバーズ」とは？
西荻ラバーズフェスにボランティアとして参加してくださる方を、私達は親しみを込めて「ボラバーズ」（=ボランティア×西荻ラバーズ）と呼んでいます。
なんだかよくわからない言葉だなと思いますが(笑)、私には愛着のある、大切にしたい言葉の一つです。
ボラバーズ担当は、ボラバーズさんへの連絡や対応、実行委員との連携や調整、その他ボラバーズさんに関わるすべてのことに携わります。
実際、ボラバーズさんと共に過ごす時間が長いのは各チームの実行委員なので、みんなが動きやすいように、フェスや実行委員と、ボラバーズさんたちとをうまくつないでいくことがチームの目標です。

★「設営」「撤収」について
西荻ラバーズフェスには数々の魅力的なコンテンツがありますが、その土台を作るのが「設営」作業です。
何もない原っぱ公園にテントをたて、装飾物で会場を彩っていくなど、一つのイベントが自分たちの手で形作られていく過程を体験することができます。フェス当日に自分たちの作ったもので来場者さんが楽しんでいる姿を見ると、とてもうれしくなります。

そして、フェスという「非日常」から桃井原っぱ公園という「日常」に、自分たちの手で戻していくのが「撤収」作業です。ゴールが明確に見えているのと、片づけていく爽快感もあり、達成感が大きいです。
昨年は撤収作業の最後に、みんなで横並びになってゴミ拾いをしたのですが、終わってからふと顔を上げてみると、目の前にはいつもの原っぱ公園の風景が広がっていて、とても不思議な感覚になりました。

開催まで準備を進めることが自分の日常になっていたのに、やっぱりあれは夢だったのかなと思う時が今でもあります（下の写真は撤収後の公園です）。
設営も撤収もみんなで協力して作業をするので、フェス当日のチームは違っても、設営や撤収で仲良くなる方も多くいらっしゃいます。
（設営、撤収などの活動スケジュールはこちら）

★ボラバーズさんにとっての「西荻であいましょう」
「であい」といえば、恋人ができたという方も何組かいらっしゃいました！！（元『お見合い』担当としては感無量！笑）
ボラバーズに参加して友達ができた、まちで挨拶する人ができた、別のイベントで再会して盛り上がった、という方もいれば、ご自分のペースでゆっくり仲良くなる方もいらっしゃいます。
それぞれにとってほどよい距離感で、ゆるやかにお付き合いをする、そんなところが西荻っぽいなぁと思います。
その他にも、来場者さんの笑顔や知らないお店、自分自身の新たな経験や興味にであえたという声を聴き、うれしい限りです。

★日常とのつながり、人との縁
実はフェスが終わった後の方が、西荻のまちでボラバーズさんたちと会う機会が増えました。
まちで声をかけてくださったり、カフェに居合わせたり、駅で偶然会って近況を話してうれしくなったり。
きっとこれまでも同じ空間に居ることはあったと思いますが、フェスでご一緒したのをきっかけに、こんな風につながりを感じられる人が日常の中で増えるものなのかとびっくりしています。

一年目は100人以上のボラバーズさんが参加されました。
一人ひとりの日常があって、それぞれの想いや目的があって、ひとつの場に集まる。そうしてフェスが終わった時、大事なのは、そこにいる「人」の存在、関係なんだなぁと強く感じました。
私自身、こんなに多くの人と一度に関わったのは初めてでしたが、西荻ラバーズフェスも私自身も、ボラバーズさんたちに育てられ支えられました。
本当に感謝しております。

一方で、昨年は設備やホスピタリティの不十分さ、その他にもたくさんの反省点があります。
今年はそれらを教訓にして、もっとみんなが気持ちよく楽しく参加できるようにしていくことが、実行委員全体のミッションだと考えています。